安曇野ワイナリー

20241004_090336.jpg撮影:2024年10月4日、醸造所にて

白ワインに続き、赤ワインの醸造も始まっています。こちらは「ボー・ルージュ」の、ピジャージュ(櫂入れ)の様子です。朝・夕の一日2回、発酵が終わるまでの10日間程度、棒で突いてワインを攪拌。なかなかの力作業です。

赤ワインの醸造では、ブドウの果汁・果肉・果皮・種子を一緒に醸します。つまり、液体(果汁)と固形物(果肉・果皮・種子)が一緒になっている状態です。
ここに酵母を入れて発酵が始まると、アルコールと一緒に生じる二酸化炭素がブドウの固形物を浮かび上がらせ、果汁の上部を覆ってしまいます。

20241004_085514.jpg撮影:2024年10月4日、醸造所にて

これを崩すことで(=ピジャージュ)、果汁にしっかり酸素を送り、むらのない発酵につなげ、果皮などからタンニンや色素の抽出が促進、ワインに色・質感・渋味をもたらします。さらには、バクテリアやカビからワインを守る効果も! 重要な作業です。

別日に撮影したものですが、Instagramに動画を投稿しています。作業中の醸造スタッフの姿をどうぞご覧ください↓↓
https://www.instagram.com/p/DA4swrLBXJU/

(広報/小林)