安曇野ワイナリー

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ワイナリー便り

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新酒、「ナイアガラ 2008」がワイナリー内のショップに並びました。フリーランジュース(圧力を加えずに自重のみで搾られた果汁)のみで作られた贅沢なワインです。低温管理の元、長い時間をかけて発酵させ、ナイアガラ果実の色であるイエローグリーンと、フルーティーな香りをそのままワインに仕上げました。

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安曇野ワイナリーとしては初めて出荷するワインとなります。このワインをお飲みになった皆さんに喜んでいただけたら。そのような思いを込めた一本です。ぜひ味わってみてください。

ナイアガラ 2008は当サイトからもご注文いただけます。

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2008 NIAGARA 発売直前 2008:11:07:16:30:44

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11月11日発売の「2008 NIAGARA」。濾過作業が進み、今週末に瓶詰めを行ないます。ワインの濾過作業には、液体中の濁りを除去する目的があります。写真を見ていただくとその違いは一目瞭然。

単に濾過作業といっても、実は高度なノウハウが必要とされる作業です。濾過によりテイストやフレーバーが物足りないものになったり、またワインを空気に触れさせることになるため、酸化による品質低下も考えられます。醸造工程としては最終段階なので、ここで気を抜くことは許されない、とても重要な作業です。

新会社の当ワイナリーとベテラン醸造家戸川がコンビが組んでの、はじめて世に出すワインとなります。販売開始日を11月11日と設定したのは、ちょっとした験担ぎ(げんかつぎ)です。

このワインをたくさんの方に味わっていただくことができたら。そう考えると今からワクワクする思いです。

ふじ解禁 2008:11:06:15:19:05

当ワイナリーのある安曇野市三郷は、りんごの産地として有名です。昼夜の気温差がある気候により、安曇野市のりんごは最高級の品質を誇ります。主な種類は9月中旬からのつがると11月のふじ。

ワイナリーの周辺にもリンゴ畑がたくさんあります。5月にはりんごの白い花が一面に咲きます。そして、10月30日は「ふじ」の解禁日。ワイナリーのお隣さんである小林正さんのリンゴ畑でも、ふじの販売を開始しました。

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ところで「解禁日」で真っ先に思い出すのが「ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日」。ボジョレー・ヌーヴォーとはフランスの丘陵地帯、ボジョレーで生産される赤ワインで、その年の11月に出荷される新酒・プリムールのことを指します。急速にブドウを発酵させる技術を用いるため醸造期間は数ヶ月と早く、その独特の製造方法から清涼感も感じさせてくれるワインです。

ボジョレー・ヌーヴォーはその年に収穫されたガメイ種というブドウを使用し、それぞれの国の現地時間で11月の第3木曜日の午前0時に、一般への販売が解禁されます。この時期になると必ずメディアで取り上げられるくらいに、日本でも定着した「解禁日」です。

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日まであとわずか。今年のボジョレー・ヌーヴォーの出来が楽しみです。

2008:10:23:17:38:22

10月も後半になり、安曇野ワイナリー周辺では、紅葉が始まった樹木が見受けられます。このあたりでは例年、10月下旬からが紅葉の見ごろとなりますが、夏から秋にかけて気温の高かった今年は、いつもより紅葉の時期が遅いように思えます。

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ワイナリーのぶどう畑も色付いてきました。ウッドチップを敷き詰めた通路のこちら側がシャルドネ、奥がメルローです。

シャルドネは白ワインの原料として有名な品種で、その果皮はナイアガラにも似た黄緑色。シャンパンなどスパークリングワインでも使用されます。

一方、メルローは代表的な赤ワイン用の品種。果皮は濃い紫色です。フランス以外でも世界各地で栽培され、長野県内でも多くのぶどう畑で見ることができます。

写真を見ると分かりますが、特徴的なのはこの時期の葉の色。シャルドネの黄色いに葉にくらべて、メルローの葉は真っ赤です。実の色が薄い品種は葉の色も薄く、逆に実の色が濃い品種は葉の色も濃い、ということになります。これは植物それぞれが持つ色素の関係でしょうか。不思議なものです。

ワイナリーの訪問見学 2008:10:07:21:00:18

本日、田崎真也ワインサロンのスタッフの方々19名様の社員研修旅行で、当ワイナリーの訪問見学をして頂きました。この研修の目的は「長野県産ワインの見識を深める」ということで、当ワイナリーの醸造設備やブドウ畑の見学、ワインのテイスティングがそのおもな内容です。

田崎氏はメディアに登場される機会が多いので皆さんご存知と思いますが、1995年には世界最優秀ソムリエコンクールで優勝するなど、名実ともに世界を代表するソムリエです。 1997年より『ワインは、憶えてから楽しむものではなく、楽しんでから憶えるもの』をコンセプトに、田崎真也ワインサロンを主宰されています。

このワインサロンでは、ワインの楽しみ方・選び方、ワインの歴史・醸造方法、テイスティング方法などを、広く学ぶことができます。またワインと相性のよいチーズについても同様の講座が開かれています。チーズ講座の講師を務めるサロンの取締役支配人、村瀬美幸様にも本日の見学に参加していただき、当ワイナリーとしても興味深いをお話をうかがうことができました。

田崎真也ワインサロンの皆さん、本日はありがとうございました。

見学については、まずは電話(代表:0263-77-7700)でお問い合わせください。スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。

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白ワインの原料となるナイアガラが入荷しました。ワイン工場内には甘い香りが漂っています。

ナイアガラはその名の通り、アメリカ「ナイアガラの滝」近郊で生まれた品種。現在では長野県でも広く栽培されています。特徴はなんといっても鮮やかな黄緑色の実と強い香り。ブドウ畑の近くでこの香りに気が付くことも少なくありません。 ナイアガラの果粒には種がありますが、生食の場合は種ごと飲み込むのがオススメです。というのも種のまわりは酸味が強く、口から種を出す際に酸っぱさを感じてしまうから。ナイアガラの甘さを堪能するには、この食べ方が一番です。

左の写真は除梗(じょこう)を写したもの。除梗とは、ぶどうの房から果粒と果梗(葡萄の粒がついている小さな枝の部分)に分ける工程。不快な香りや味の原因となる果梗を取り除く大切な作業です。果梗に含まれるタンニンの量が増えることでワインの寿命が伸びるので、一部を除梗しない場合もあります。

除梗の工程が終わるとブドウの実を潰す「破砕」という作業になります。従業員一同、皆様のお越しをお待ちしております。

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