龍眼種ぶどうを樽発酵で 2008:11:27:15:08:30
2008.11.27 【ワイナリー便り】
長野県産のぶどうとして、龍眼という品種があるのはご存知でしょうか。「善光寺ぶどう」とも呼ばれ親しまれている龍眼は、白ワインの原料のほか、甘すぎずさっぱりした味わいで生食でも楽しむことができます。中国を原産地とし、寒さにも強いので長野県での栽培に適している品種といえます。
写真はこの龍眼を発酵させている樽です。現代の醸造法では通常、大きなステンレスタンクでワインを発酵させますが、木の樽で発酵させる場合もあります。これをバレルファーメンテーション(樽発酵)と呼びます。木の樽で発酵させることにより、樽に含まれる柔らかな香りがワインに溶け出します。
長野県産の龍眼種ぶどうを使い、丁寧にバレルファーメンテーションで発酵させ、力強く、香り豊かな甘口のお酒にする予定です。このワインの味が今から楽しみです。