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2008.10.23 【ワイナリー便り】
10月も後半になり、安曇野ワイナリー周辺では、紅葉が始まった樹木が見受けられます。このあたりでは例年、10月下旬からが紅葉の見ごろとなりますが、夏から秋にかけて気温の高かった今年は、いつもより紅葉の時期が遅いように思えます。
ワイナリーのぶどう畑も色付いてきました。ウッドチップを敷き詰めた通路のこちら側がシャルドネ、奥がメルローです。
シャルドネは白ワインの原料として有名な品種で、その果皮はナイアガラにも似た黄緑色。シャンパンなどスパークリングワインでも使用されます。
一方、メルローは代表的な赤ワイン用の品種。果皮は濃い紫色です。フランス以外でも世界各地で栽培され、長野県内でも多くのぶどう畑で見ることができます。
写真を見ると分かりますが、特徴的なのはこの時期の葉の色。シャルドネの黄色いに葉にくらべて、メルローの葉は真っ赤です。実の色が薄い品種は葉の色も薄く、逆に実の色が濃い品種は葉の色も濃い、ということになります。これは植物それぞれが持つ色素の関係でしょうか。不思議なものです。