安曇野ワイナリー

アーカイブ (2008年9月)

ワイナリー便り

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白ワインの原料となるナイアガラが入荷しました。ワイン工場内には甘い香りが漂っています。

ナイアガラはその名の通り、アメリカ「ナイアガラの滝」近郊で生まれた品種。現在では長野県でも広く栽培されています。特徴はなんといっても鮮やかな黄緑色の実と強い香り。ブドウ畑の近くでこの香りに気が付くことも少なくありません。 ナイアガラの果粒には種がありますが、生食の場合は種ごと飲み込むのがオススメです。というのも種のまわりは酸味が強く、口から種を出す際に酸っぱさを感じてしまうから。ナイアガラの甘さを堪能するには、この食べ方が一番です。

左の写真は除梗(じょこう)を写したもの。除梗とは、ぶどうの房から果粒と果梗(葡萄の粒がついている小さな枝の部分)に分ける工程。不快な香りや味の原因となる果梗を取り除く大切な作業です。果梗に含まれるタンニンの量が増えることでワインの寿命が伸びるので、一部を除梗しない場合もあります。

除梗の工程が終わるとブドウの実を潰す「破砕」という作業になります。従業員一同、皆様のお越しをお待ちしております。

ワイン資料室 2008:09:05:17:10:28

photo_08_09_05.jpgワイン工場に併設された資料室(写真上)には、コルクやボトルなど、ワインについての歴史的資料が展示されています。下の写真はワイン用の瓶。数種類のサイズのボトルが展示されています。

ワインのボトルは容量によって呼び名が変わります。一般的な750mlのボトルは「ブテイユ」、ブテイユ2本分1.5リットルのボトルは「マグナム」など。呼び名の付いている最大のボトルは、バビロニアの王の名前からとった「Nabuchodonosor(ナビュコドゾール)」と呼ばれます。「ナビュコドゾール」は750mlのボトル20本分にあたりますが、ワイン資料室にはこれをさらに上回るボトルも展示されており、その迫力は圧巻です。

ワイナリーにお越しいただいた際には、ぜひワイン資料室にもお立ち寄りください。

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